「向田本100冊」未探書あと20冊-----部長!これからが古本力の見せどころですぜ!

●レインボーブックスさんからの「探書」メールの未掲載分を本日掲載しました

遅くなりまして、申し訳ないです!

 

●6月8日 (土)に開催された「西荻夕市・一箱古本市」にて、地元の古本屋さんの箱「西荻箱」の「盛林堂書房」さんで『諫早菖蒲日記』野呂邦暢 文藝春秋を見つけて購入しました。昭和52年4月1刷

「向田本100冊」の(68)です。何と500円でした。

この本は、「第一章が「諫早菖蒲日記」、第二章が「諫早船唄日記」、第三章「諫早水車日記」として文學界昭和51年10月号〜12月号に掲載された。」とあります

野呂邦暢さんの初めての歴史小説を読んでみますか

この本で「探書」済み本が、80冊になりますね!

 

●未探書があと20冊!こうなると、燃えてくるのが、リコシェです。

「お題本」で鍛えた「古本力」で、残りを探しますぜ〜!

ひねくれ者のリコシェは「熱が冷めて、もう無理、無理-----」と聞くと、力が湧いてくるのです〜やな性格でしょ〜

 

●蒸し暑い夜に、奇妙な話しを--------レインボーブックスさんからのメール

レインボーです。

追加にはならないのですが、奇妙なお話を一つ。

 

 一昨昨日のことでございます。いつものように向田邦子本の探書の最中、会社の近くのとある古本屋の均一棚で、先日発見した高見順の「如何なる星の下に」の文庫サイズの本を見つけたのでございます。しかし、装丁が変なのです。厚紙のカバーの表にタイトルと、裏表紙には著者名が木版画のような技法で印刷されています。しかもそのカバーが文庫サイズより1センチぐらい大きくて、本本体よりはみ出している感じです。良くある趣味でどなたかが装丁したものだと思って、中を見るとやはり新潮文庫。しかし、奥付をみると、にこれもまた自作の紙片が貼ってあり、高見順十回忌 うんぬん・・・発行者名のところに高見晶子・・・・。なるほど奥さんが十回忌に配った本なのだと納得して購入いたしました。

 それだけなら、珍しい本を見つけたね、と終わるのですが、この話には世にも恐ろしい続きがあるのでございます。

 

 そうです。あれは、昨日のことでございます。いつもの(行きつけの)男のパラダイスブックショップのアムールの棚で高見順の詩集「死の淵より」の文庫を発見いたしました。それだけならなんの変哲もないいつもの出来事でございますが、これも先ほどの本と同じように自装丁本、カバーの厚みもなんとなく同じ感じで、ただ一つ違うのは文庫サイズぴったりの大きさでした。私は嫌な予感がして、急いで奥付を見ると、そのにはなんとこんな文字が・・・七回忌・・・。

 

おしまい!

 

●レインボーブックスさんへ〜眺花亭さんからの返信

眺花亭です

うーむ。

高見順が呼んでいますネ。鎌倉の東慶寺へお参りした方が

良いかも。

 

●5月23日

レインボーです。

最近部長などと呼ばれ、舞い上がって木に登りそうな勢いです。(嘘)

さて、昨日探書の場所を変えまして、久しぶりに「ぶ」の門○仲○店にいってまいりました。

そこで

(55)『火宅の人』壇一雄・新潮社 (文庫ですが)を発見!

文庫だと上下なのですね。長っ!各105円

これ、映画しかみたことないけど、わが故郷の蟹田町の太宰の石碑の除幕式のシーンがありました。碑文は「蟹田は風の町である」だったような・・・。「津軽」の一節だったでしょうか?

そして

(79)『京まんだら(上)(下)』瀬戸内晴美・講談社・新潮社 (文庫ですが)

上下揃って発見!もちろん各105円

 

アムールで 上しか見つけれず、涙を飲んだ本が、上下揃ってありました。幸せと同じように探書も意外と近くにあるのですね。それと、これを売った方は最後まで読んだのですね。

さてこれで私の計算が間違いなければ、79冊!

同士よ!我は願う!あと1冊!甘夏さん会期中にせめてあと1冊で80冊の大台を・・・!

それではみなさままたー。